テクニカルダイビングのライセンス

リブリーザーの講習中

 

水深40m以上の潜水が許されるため、洞窟や沈没船の内部など頭上が閉鎖された空間のダイビングを堪能できるテクニカルダイビングのライセンスを取得するには指導団体に所属しているスクールにてコースの講習を受けなくてはならないです。
テクニカルダイビングはオーバーヘッド環境や減圧などを想定した潜水が基本です。
そのため、レジャー体験のように知識のないダイバーがいきなり楽しむために講習できないようになっています。例えば有名な指導団体であるPADIにおけるテクニカルダイビングのコースを受ける条件は数多くあり、例を挙げるなら認定レベルやディープダイビングの経験などです。場合によってはダイビングの経験以外にも求められる条件はありますが、少なくともCカードの取得とともに手に入るオープンウォーターだけでは不十分と言っても過言ではありません。
そもそもテクニカルダイビングには様々な機材が必須で、それを扱うスキルを身につけなくてはならないです。
ドライスーツをはじめ、2本から4本ほどのタンクに減圧ダイビング用のダイブとコンピューター、そのバックアップにシリンダー、アクセサリー機材にレギュレーターが必要になります。PADIであれIANTDであれ、ライセンス講習ではこれらの道具を扱わなくてはならないです。
他にもコースを受けるための条件はあります。
例えばPADIが実施しているコースもといTecRecコースでは最低条件が課せられており、そのスタートラインは18歳以上である事です。それから医学上テクニカルダイビングをしても問題ない事の証明、すなわち医師の診断書や先述したダイビングの経験が100以上ある事、さらに起こりえるトラブルのリスクへの同意やPADIエンリッチド・エア・ダイバーあるいはPADIディープ・ダイバー資格の所持、そして適切に行動できるような誠実さと責任感が求められています。いずれにしてもこのダイビングのライセンスを所得するには基礎をはじめ、数多くの潜水技術を学ばなくてはならないです。
ちなみにPADIではテック40にテック45、そしてテック50の3つのコースを完了する事でライセンスを手に入れるための最低条件を満たせます。一方IANTDは細かくコースが分かれており、そのうちテクニカルダイバーという専門的なコースがあるものの、その前にEANxダイバーやディープダイバーなど水深が浅いコースがあるのが特徴的です。

 

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